2010/12/31

◆在来種の年越しそば

        

◆妙高山麓の小粒な「こそば」

大晦日の楽しみは、年越しそば。
我が家では、2年続けて在来種のおそばを用意しました。

昨年の大晦日は、兵庫県豊岡市の「赤花十割そば
今年は、新潟県妙高山麓の「こそば」です。

「こそば」は、11月に収穫される超晩生で、
日本各地の在来種そばの中でも一番の小粒だと言われています。

守り育ててこられた方々に感謝しながら、いただいてみると-----、
甘みも香りもしっかりした“強い”おそばでした。

さて、今年立ち上げたばかりの「ばいじゃぱん」ブログですが、
お読みいただいている皆さま、本当にありがとうございました。
どうぞよいお年をお迎えになられますように。
来年もよろしくお願いいたします。

2010/12/30

◆おうちde給食

◆学校給食の人気のレシピ集です

北九州市教育委員会では、家庭での献立作りに役立ててもらおうと、
今月から学校給食の人気レシピ集「おうちde給食」を公開しています。

郷土料理の「いわしのぬかみそ炊き」や「かしわめし」など、
人気の給食100種を選んで、材料や作り方、カロリーなどを紹介。

家庭での食育にもつながる試みですね。

2010/12/29

◆今年のもち米でついたお餅は固め?

◆でんぷん質が夏場の高温で変化したようです

ある「五つ星お米マイスター」の12月上旬のブログに、
≪今年のもち米は、お餅にすると、昨年の感じよりやや固いようです≫
という記述がありました。

「五つ星お米マイスター」とは、
日本米穀小売商業組合連合会が認定した資格です。

その資格を持つお米のプロの方が、実際に食べて感じたことなので、
何となく気になっていました。

すると、山陰中央新報(12/28付)にこんな記事が!

『今夏の記録的な猛暑の影響で、本年産のもち米でついた餅が
いつもの年の餅に比べて2倍近く固くなりやすいことが、
島根県農業技術センター(出雲市芦渡町)の調べでわかった。
軟らかさや硬さを左右するとされるでんぷん質が
夏場の高温で変化したらしい。
同センターは、通常より水分を多めに使うことが
「軟らかく伸びのある餅」を作るポイントだという』

お餅を手作りされる方は、水分多め!がよさそうですね。

2010/12/27

◆世界農業遺産

◆今月、日本からも登録に向けて手が挙がりました

「世界農業遺産」は、国連食料農業機関(FAO)が
景観や生物多様性をも守る伝統農業を
特定、保護することをめざしたものです。

すでに登録されているのは、
アンデス・ペルーのジャガイモ農法、中国の水田・魚養殖農法、
イタリア・アマルフィ海岸のレモン園のテラス古代農法、
サハラ砂漠のオアシス農法など。
環境や風土を守りながら、継承されています。

今月、日本から「世界農業遺産」に手を挙げたのは、
七尾、輪島、珠洲、羽咋、志賀、中能登、穴水、能登の
石川県4市4町と新潟県佐渡市。

千枚田や揚げ浜式製塩に象徴される「能登の里山里海」の
登録申請書が、ローマのFAO事務局に提出されました。

登録が認められると、国内初です。
来年にも出される結果が、待ち遠しいですね。

2010/12/26

◆長崎雑煮の冷凍パック

◆江戸時代から続く伝統の味

創業1744年という、長崎の食品卸問屋「入来屋」(いりきや)さんには、
江戸時代から続く「長崎雑煮」の作り方が伝わっているそうです。

ブリ、鶏肉、かまぼこ、サトイモ、ダイコンなどに
“唐人菜”と呼ばれる伝統野菜の長崎白菜をのせて、
名(菜)をあげるという縁起をかつぐのが、「長崎雑煮」の特徴。

日本経済新聞の「食べてみたいお雑煮ランキング」(2009年)で
ナンバー1に選ばれた人気のお雑煮です。

この味を若い人にも知ってもらおうと、同店では冷凍パックを開発。
手軽さと共に、長崎の風習も伝わっていくことでしょう。

2010/12/25

◆ストラスブールのマルシェ・ド・ノエル

◆アルザス地方の伝統の味に出合えます

国際フォーラム(東京・丸の内)で今日まで開催されていた
「ストラスブールのマルシェ・ド・ノエル」。

ストラスブールは、もみの木のツリー発祥の地。
歴史あるクリスマスマーケットが催されている
フランス東部のアルザス地方の町です。

それを模したイベントが、昨年から東京でも開かれていて、
参加した友人から、「タルトフランベとアメールビールで乾杯!混んでます」
との実況中継メールが届きました。

「タルトフランベ」は、アルザス地方の代表的な伝統料理ですね。
軽い食感のパン生地にクリームチーズを塗って、
ベーコンやタマネギをのせて石釜で焼いたもの。

「アメールビール」はオレンジりジュールのビール割り。

アルザス地方といえば、「クグロフ」というお菓子も有名かな。
真ん中に穴があいた、ねじれたような山型で焼いたパンの一種。
陶器でできた山型は、とてもおしゃれな道具です。

このイベントは、本場のクリスマス気分が味わえるため、
昨年は会期中に25万人もの来場者があったようですが、
さて今年の人出は?

2010/12/24

◆世界主要国のビール消費量

◆ブラジルがベスト3入り

キリン食生活文化研究所が発表した
2009年世界主要国のビール消費量」によると、

トップは中国で7年連続でした。
2位はアメリカ。そしてブラジルがロシアを抜いて3位に。

安定した経済成長とスポーツイベントの増加が、
順位アップの理由のようです。

ベスト10は、5位にドイツ、続いてメキシコ、日本、イギリス、スペインの順。

1人当たりの消費量は、チェコが17年連続1位で、
日本と比較すると、1人当たり3倍ものビールを飲んでいるそうです。

今日はクリスマス・イブ。私はビールよりワインの気分でした。

2010/12/23

◆カゴメのトマトジュース国産化計画

◆3年後をめどに原材料トマト全量を国産に

カゴメの西 秀訓社長のインタビューが報道されていました。

同社トマトジュースの原材料トマトの国産比率はわずかに5%。
ほとんどを輸入に頼っているのが現状のようです。

消費者の「安全・安心」意識の高まりに対応するため、
3年後をめどに、原材料トマトの完全国産化に取り組まれるようですね。

まずは、委託生産をしてくれる生産農家探しから。

全量国産化できた後も、価格は据え置きたい意向のようですが、
生産農家と消費者の両方のニーズに応えてくれるでしょうか?

カゴメの3年後に期待しましょう。

2010/12/22

◆冬至と柑橘類



◆キンカン、みかん、柚子の香りが満ち溢れています。

庭のキンカンが鈴なりに。
そろそろジャム作りをしなくっちゃ、とあせってきました。
あく抜きと小さな種取りに手間がかかるんですよ。

和歌山の有田みかんも箱買いして常備しています。
籠に盛って食卓に置いておくと、ついつい手がのびて---。
あら、甘い! 小さいサイズだから? 大当たりでよかった。
気がついたら3~4個食べていました。

テレビで愛媛・八幡浜の真穴(まあな)みかんが紹介されていたので、
次に買うときは、「マ」みかんを探してみましょう。

そして、今日は冬至。
湯船には柚子をぷかぷか浮かべて、湯ったりほっこり。

年の瀬を前に、柑橘類の香りに包まれて過ごしています。

2010/12/21

◆e-ロール

◆国内産米粉を使ったロールケーキ

国内最大規模の洋菓子イベント「2010ジャパン・ケーキショー」に、
今年は特別に「国内産米粉を使ったロールケーキ部門」が設けられました。

予選を勝ち抜いた136作品の中から、頂点の農林水産大臣賞を受賞したのは、
「CHIANTI(キャンティ)」(東京都港区)・安崎正平パティシエが製作された
「e-ロール」でした。

新潟県上越市の「西條ファーム」とのコラボで、
米粉にはコシヒカリの網下米(ふるいの網目から落ちた規格外の米)を
活用したロールケーキです。

今年は米粉商品の品質がグレードアップした、「米粉の技術革新年」でした。
来年は、家庭での利用が増える「米粉普及年」になるでしょうか。

2010/12/20

◆高齢化で日曜朝市が終了

◆常連さんも多いのに、残念な話ですね

京都府福知山市中地区で、15年間も続いてきた日曜朝市が、
メンバー高齢化(全員が80代)のため、今月28日で終了するそうです。

常連さんも多く、継続を希望する声も強かったようですが、
後継者が見つからず、やむなくの決断。

次代へのバトンタッチが難しいというのは、高齢化地域が抱える現状です。

京都は学生さんの町。
朝市ボランティアをしてくれるサークルはいませんか?

2010/12/19

◆シリコンスチームなべつき 使いこなしレシピBOOK

             

◆料理研究家・藤井恵さんのレシピ本です

今年の出版業界は、不況といわれながらも
付録のある雑誌(ムック)の検討が目立ちましたね。

付録もパウンドケーキ型や野菜栽培キット、
ブランド物トートバッグなどさまざまです。

アマゾンの本ランキングベスト100にリストアップされているのが、
『シリコンスチームなべつき 使いこなしレシピBOOK-レンジでチン!
蒸す・煮る・炒める・炊く・焼く 5通り調理で毎日活躍』(発行:主婦の友社)。

料理研究家・藤井恵さんのレシピ本なので信頼できることと、
シリコンスチームなべの試し使いができるので、私もゲットしました。

使用してみての感想ですが、
調理時間も短くてすみますし、レンジでの下ごしらえもラップいらず。
思った以上に、手軽に調理できることが魅力でしょうか。

この付録は、使えるキッチングッズ!として評価できそう。
ひとつ難を言えば、個人的には赤色が苦手かな。

2010/12/18

◆アンコウの水揚げ日本一は?

◆茨城でも福島でもなく-----、

つるし切りで知られる「アンコウ」。
アンコウの本場・茨城県をPRするイベント
「アンコウ鍋1200食無料配布」が東京タワーで行われました。

茨城県や福島県の特産と思い込んでいましたが、
水揚げ量日本一は、意外なことに「山口県下関漁港」でした。

平成20年の水揚げ量(山口県下関水産振興局調べ)は、
山口県下関漁港が857トン
島根県浜田漁港が248トン
福島県相馬原釜漁港が193トン
茨城県平潟漁港が25トン

冬の味覚の代表は「東のアンコウ、西のフグ」と言われますが、
「西のアンコウ、西のフグ」と言い変えましょうか。

2010/12/17

◆パワーアシストスーツ

◆これを装着すれば、農作業もラクラク?

東京農工大の遠山茂樹研究室が開発中の「パワーアシストスーツ」(PAS)。
PASを装着してブドウの管理作業を行う公開実験が、
山梨県甲州市のJAフルーツ山梨で行われました。

農業用PASは、主要部分がアルミ製で重量は12kg。
装着して作業をしたときのエネルギー消費量は約半分減に。

来春には試験販売が予定されていて、価格は50万円前後のようです。

果実収穫時など、農家の重労働の助けになるといいのですが。

2010/12/16

◆Y-wine(わいわい)

◆東京・日本橋の山梨県アンテナショップにレストランがオープン!

東京都内に出店している自治体のアンテナショップに、
レストランを併設しているところが増えましたね。
秋田、山形、新潟、島根、鳥取、高知、熊本、鹿児島など。

日本橋にある山梨県のアンテナショップ「富士の国やまなし館」にも
レストラン「Y-wine(わいわい)」が明日17日にオープンします。

ソムリエの田崎真也さんと山梨県がコラボしたお店で、
県産木材を使ったログハウス風。

お料理は、「南都留の漁師滝口さんが狩猟した鹿肉」や
「南アルプス市和泉の河野正義さんが作るバジル」などの
県産食材のイタリアンです。

田崎さんプロデュースだけあって、地元産ワインは150種弱の品ぞろえ。
山梨の食とワインの発信地は、ランチが780円からとリーズナブルなので、
注目を集めそうですね。

2010/12/15

◆青々とした杉玉

◆新酒が熟成していくに連れ、杉玉も茶色に

この季節、造り酒屋さんの軒先には青々とした杉玉が。
「今年も新酒ができました」というお知らせですね。

知り合いの酒屋さんでは、庭の杉の葉を丸く詰め込んだ
手作りの杉玉が吊るされています。

この習わしは、奈良盆地の東南・三輪山を御神体とする、
大神(おおみわ)神社の酒まつり神事によるものだそう。

三輪山の杉から作られた杉玉をお祀(まつ)りし、参列した
酒造り人にも杉玉を授けられたのがそもそもの始まり。

日本最古の神社とも言われる大神神社は、古来よりお酒とゆかりが深く、
拝殿前にそびえる杉の巨木に、お神酒がお供えされ、
神のお使いの白蛇が飲み干す、という言い伝えもあります。

青々とした杉玉も、新酒が熟成していくに連れて、だんだん茶色に。
この変わっていく色を眺めるのも、お酒好きには楽しいことです。

2010/12/14

◆メルマガ12/15号

◆お気に入りのメルマガがあれば教えてください

皆さんはお気に入りのメルマガがありますか?

メルマガの発行頻度もいろいろですね。

例えば内田悟氏の「やさい塾プロジェクト」のメルマガは、発行日が24節気。
前回は12/7大雪(たいせつ)号で、冬の大根はなぜ甘いのか、その理由が
ていねいに書かれていました。

国産応援隊「ばいじゃぱん」も、食をテーマにしたメルマガを
毎月1日と15日の2回発行しています。

明日配信の12/15号では、
伝統野菜で1mもある「大塚にんじん」や仙台お雑煮の主役「焼きハゼ」のこと、
そして富山和子さんの「日本の米カレンダー2011」を紹介しています。

ご興味のある方は、メルマガ登録をお願いいたします。

2010/12/13

◆山陰海岸ジオパークと松葉ガニ

          

◆山陰海岸地域の観光資源の両輪です

山陰海岸ジオパーク」の世界ジオパークネットワークへの加盟が
今年10月に認定されました。

山陰海岸国立公園を中心に、東は京丹後市の経ヶ岬から兵庫県の但馬海岸を経て、
鳥取市の白兎海岸まで、東西110km、南北30km。

日本海形成時の火成岩類や年月をかけた地層の変化、海岸線の造形美など、
見ごたえのある自然公園です。

この「山陰海岸ジオパーク」は、松葉ガニの産地とも重なります。

体験施設・山陰海岸ジオパーク館(兵庫県温泉町)近くの水産会社の水槽には、
活け松葉ガニ(ズワイガニのオス)とセコガニ(メス)が仲良く入っていました。

松葉ガニは特大サイズで18,000円の値。
甲羅上の黒い粒はカニビル(ヒルの一種)の卵で、これが付着していると
脱皮後の時間が長いと見なされ、身入りの良い証とも言われています。

セコガニは、甲羅の大きさもオスの1/4程度で、1,500円でした。
松葉ガニの漁期は3月20日までですが、セコガニは1月10日まで。

大地の遺産と、松葉ガニ。山陰海岸地域のかけがえのない観光資源です。

2010/12/12

◆「武士の家計簿」の食事情

  
       

◆家計簿から伺い知れる家族の物語です

「武士の家計簿」の映画が公開中ですが、原作の新潮新書の
『武士の家計簿-「加賀藩御算用者」の幕末維新-』(磯田道史著、新潮社)は、
武士の貴重な生活史で、一読の価値ありです。

金沢藩(加賀藩)・猪(いの)山家に残る、家計簿を含んだ古文書、
天保13年(1842年)~明治12年(1879年)の37年間にわたる記述を
数字を基に、著者の磯田道史氏が読み解いたもので、
激動の時代に生きた三代にわたる暮らしぶりがよくわかります。

猪山家の家計は“火のくるま”。その中での食事情といえば---。

長女の数え2歳の「髪置の儀式」では、
「赤飯と大鯛」を用意する習わしなのに、絵に描いた鯛が登場。

また、長男の産後七夜の席では、春の山菜の季節だったらしく、
「小鯛」とくるみやレンコン、クワイも出されています。
病気のときには、借金をして「なし、みかん、たらこ」を食べさせたようです。

やがて明治の文明開化の頃には、家計も豊かになり、
牛肉を取り寄せたり、毎朝、牧牛会社へ牛乳を飲みに出かけたり。

家計簿の数字からは、家族の物語や思い出が見えてきます。

2010/12/11

◆餅つきイベント

             

◆ずっと残ってほしい風習ですね

お正月の準備でもある日本の伝統文化「餅つき」。
年の瀬にはまだ早いのですが、「餅つき」イベントに参加しました。

蒸し器で40~50分ほど蒸したもち米を、石臼(うす)に入れて
さあ、「餅つき」の始まり! 何人もが入れ替わりで担当します。

まず、杵(きね)でもち米の米粒をつぶします。
初めて杵を持つ人も多くて、ふりおろす姿もややへっぴり腰。
返し手の方も、最初はちょっとおっかな風でしたね。

でも慣れてくると「よいしょ、よいしょ」の掛け声に合わせて、
「ペッタン、ペッタン」とリズミカルな音が聞こえていました。

各ご家庭で経験する機会は少なくなったと思いますが、
地域の行事などで、ずっと残していきたい風習です。

2010/12/10

◆グリーンツーリズム大賞2010

◆地域資源をいかした活性化の成功例です

グリーンツーリズムは、農山漁村で自然や文化を通して、
他地域の人々との交流をしながら地域活性化をめざすもの。

「グリーンツーリズム大賞2010」(主催:毎日新聞社、後援:農水省、観光庁)に、
大賞:有限会社「ブルーベリーフィールズ紀伊國屋」(滋賀県大津市)、
優秀賞:NPO法人「体験村・たのはたネットワーク」(岩手県田野畑村)他が
選ばれました。

「ブルーベリーフィールズ紀伊國屋」では、農家レストランがあり、
無農薬栽培のブルーベリー摘みや、かまどのご飯炊きが体験できたり---、

「体験村・たのはたネットワーク」では、
地元の漁師さんがガイドする「サッパ船アドベンチャーズ」や
都会からの中高生を受け入れる民泊があったり---、

地域の資源を活用しながら、地元の方との交流が楽しめるというのが魅力ですね。

2010/12/09

◆2k540 AKI-OKA ARTISAN  12/10オープン!

◆「ものづくり」がテーマのスペースです

JR秋葉原駅~JR御徒町駅間の高架下が大変身!

2k540 AKI-OKA ARTISAN」の第1期スペースが
明日12月10日(金)13:00にオープンします。

ネーミングの理由は、
2k540(ニーケーゴーヨンマル)とは、鉄道用語から。
JR東京駅からこの場所までの距離が2km540mほど。
AKI-OKA(アキ-オカ)とは、秋葉原と御徒町の中間にあるから。
そしてARTISAN(アルチザン)は、フランス語で職人の意です。

かつて御徒町周辺は、江戸の文化を伝える伝統工芸職人の街でした。
それが現代によみがえったかのような-----。
「ものづくり」をテーマに、工房とショップがひとつになったスタイルを実現。

オリジナル商品の販売やものづくりの体験ができるワークショップなど、
第1期のオープンには、32店舗が登場します。

知人のお店「匠の箱 にほんのこうげい」も出店しています。
匠の実演を目の前で見ることができたり、体験ワークショップも。

「竹のコースター作り体験」では、
竹割りから、染め、編み、組み立てまで竹職人と一緒に作れるそうですよ。

2010/12/08

◆日本民藝館賞に「しめ縄鶴亀」

熊田ご夫妻による「守山じめ」です

今年度の「日本民藝館賞」に選ばれたのは、
熊田三夫さん、マツさんご夫妻が作られた「しめ縄鶴亀」。

福島県郡山市田村町の守山地区の農家に伝わる「守山じめ」です。

福島民報(12/8付)によると、
----『「しめ縄には天の恵みを与えてくれる神々への感謝と
食卓に白米が上がるまでの物語が込められている」との思いで
手を止めなかった。マツさんも守山じめの「顔」ともいえるすだれに
使う稲穂を1本1本厳選するなど夫の創作を支え続けた。

素材に青わらを使い続けるのにもこだわりがある。
三夫さんが制作を始めた当時、国の「減反政策」がスタートした。
収穫前に青田刈りをすることになった。
「米は私たちの子どものようなもの。無駄にはできない」。
刈り取った稲をしめ縄という形で再利用した。
色彩的にも美しい青わらは生産者の苦悩も映し出す』と紹介されています。

ご夫妻は、米作りの苦労話が詰まった「守山じめ」を創作する傍ら、
公民館などで「しめ縄教室」を開いて伝承にも力を注がれているようです。

受賞の「しめ縄鶴亀」は、日本民藝館の12/11(土)から始まる
平成22年度日本民藝館展 新作工芸公募展」で展示されます。

2010/12/07

◆未来への種まきトーク

◆在来野菜はスローライフの原点

山形で制作中のドキュメンタリー映画「よみがえりのレシピ」は、
在来野菜を守り継ぐ人たちにスポットをあてた作品です。
(公開は2011年秋の予定)

その映画制作に合わせて、在来野菜を知ってもらうためのイベント
「未来への種まきトーク」が開催されます。

第1部は作家の島村菜津さんの講演 「スローな生き方」。
第2部は「在来作物はスローライフの原点」をテーマに
同映画の渡辺監督が進行役で、食や農に取り組む地域の方と公開座談会。

日時と場所は、
12月11日(土)14:00~16:30、新庄市(市民プラザ大ホール)
12月12日(日)14:00~16:30、長井市(市恩賜生涯学習プラザ)
参加費は300円。

問い合わせは、同映画制作委員会事務局へ。

2010/12/01

◆山の神様に守られた山茶



◆山で自生していた在来種のお茶を、有機無農薬栽培

「山の神様がくれた水---」というCMがありましたが、
「山の神様に守られた茶畑」を見学する機会がありました。

「ようおいでくださいました」と急斜面を案内してくださったのは、
国友農園(高知県)の国友社長。

土佐の山で自生していた在来種のお茶を、
有機無農薬栽培したのが「りぐり山茶」です。

“りぐる”とは土佐弁で“こだわる”という意味だそう。
国友農園の方々が手間ひまかけてこだわって作られた釜炒り茶です。

山の中の茶畑に隣接する手造りのあずまやで、
国友社長みずから入れてくださった「りぐり山茶」。

自然の力が宿ったようなまろやかな渋みとやさしい香り。
中国福建省・武夷の岩茶が和風化されたような味わいです。

2010/11/27

◆「633美の里」の「いんどうり」

           

◆高知では「いんどうり」や「チャーテ」と呼ばれる野菜です

高知県の中北部・吾北地区の山あいにある
道の駅「633美の里」(むささびのさと)。

吾北地区がむささびの形に似ていることから、名づけられました。
住所で言うと、高知県吾川郡いの町です。

「633美の里」で、「いんどうり」という野菜が売られていました。

どこかで見たような---、「はやとうり」(隼人瓜)のことなんですね。
高知では「いんどうり」や「チャーテ」と呼ばれているようです。

3個で100円。安かったので買い求めると、
お店の方がレシピを2つ教えてくれました。

「いんどうり」は、4つに切って皮をむき、
種とわたを取り除いて、5ミリほどの厚さに薄切りに。

鶏肉や豚肉などと炒めると相性もよく、
しゃきっとした食感が楽しめるので、おすすめです。

◆香嵐渓の「じねんじょ寄せ豆腐」

  

◆天然じねんじょをすりおろして、豆乳に加えて作られます

東海地方の紅葉狩りの名所といえば、
豊田市足助町の香嵐渓です。

この地で紅葉と並んで有名なのが、
「じねんじょ寄せ豆腐・山の精」(とろろ工房)。

晩秋から春先にかけて採れる天然じねんじょをすりおろして、
豆乳に混ぜてから本にがりを加えて固めたものです。

料理研究家・岸朝子さんの食べ方が紹介されていました。
炊き立てのご飯に、冷たいこのお豆腐をのせて、
おしょうゆをたらしてかき混ぜて食べると、
おいしくてやみつきになられたそうです。

私はそのまま食べてみましたが、
なめらかでやや塩味も効いていて、
冬でも冷ややっこが合うお豆腐でした。

2010/11/26

◆飛騨牛の朴葉みそ焼き

           

◆朴葉みそは、岐阜県の「農山漁村の郷土料理百選」に選定されています

日本三名湯(草津、有馬、下呂)といわれる下呂温泉。
宿での夕食には「飛騨牛の朴葉みそ焼き」も出てきました。

朴葉みそは、岐阜県の「農山漁村の郷土料理百選」のひとつです。

飛騨地方の山林に自生する朴の木。
その葉は大きくて、火にも強いのが特徴です。

しめらせた朴葉にクルミなどを混ぜた地元味噌、飛騨牛をのせ
火にかけ、お味噌がグツグツしてくると食べごろ。

飛騨牛は岐阜県内で14カ月以上飼育された黒毛和牛ですが、
朴葉みそにからめていただくのも趣があります。

2010/11/21

◆畑の冬支度

           
◆冬越しをする野菜に防寒対策を

明日は、二十四節気のひとつ「小雪」。

農事暦によると、

「虹かくれて見えず(陰の気が盛んになり虹が見えなくなる)
朔風(きたかぜ)木の葉を払う。
橘(ユズやミカンの類が)初めて黄なり」

キョロキョン畑も静かです。

もう畝に種をまく野菜がなくなるので、
この頃から真冬にかけては、畑を休ませます。

大根や蕪が冬越しをするので、
わらや落ち葉で土を覆って---、

ゆっくりと畑の冬支度を始めましょうか。

2010/11/20

◆「ねぎサミット」in深谷

◆全国からねぎの10産地が集まりました

冬が旬の野菜の代表といえば、ねぎですね。
埼玉県深谷市で「ねぎサミット」in深谷が、今日と明日の2日間開催中。

ねぎの生産量全国1位の深谷市が呼びかけて、
以下の全国10産地が参加する、初の試みです。

価格の安い中国産の輸入ねぎに対抗して、国産のブランド化をめざします。

「深谷ねぎ」(埼玉県深谷市)
「平田赤ねぎ」(山形県酒田市)
「阿久津曲がりねぎ」(福島県郡山市)
「やわ肌ねぎ」(新潟県新潟市)
「下仁田葱」(群馬県下仁田町)
「坂東ねぎ」(茨城県坂東市)
「こしがやねぎ」(埼玉県越谷市)
「岩槻ねぎ」(埼玉県さいたま市)
「矢切ねぎ・あじさいねぎ」(千葉県松戸市)
「九条葱」【京都府京都市)

次回は兵庫県の「岩津ねぎ」や福岡県の「博多万能ねぎ」など、
西日本からの参加も期待したいですね。

◆奈良・吉野の「美」と「美味」

           

◆金剛蔵王権現像が100日間御開帳中

平城遷都1300年祭は、先日終了しましたが、
奈良・吉野にある金峯山寺(きんぷせんじ)では、
平城遷都1300年を記念して、日本最大秘仏といわれる
「金剛蔵王権現像」(三尊)が100日間の特別御開帳中(~12/9)です。

白鳳年間(7世紀末)に修験道の開祖・役行者(えんのぎょうじゃ)が
金峯山を道場として修行され、蔵王権現を感得しそのお姿を桜の木で刻み、
お堂を建てたのが、金峯山寺の始まりとされています。

本堂の「蔵王堂」は高さ34m、東大寺に次ぐ大きさの木造建築物です。
ご本尊「金剛蔵王権現像」を観た瞬間に、あまりの大迫力に言葉を失い、
やがて魂がゆさぶられ、その力強い美しさに吸い寄せられていきました。

中尊は高さ7m。怒りがほとぼしるかのような形相で、参拝者を見下ろしています。

釈迦如来、先手観音菩薩、弥勒菩薩の三尊が、過去、現在、未来の三世にわたって
衆生を救済するための仮のお姿で、悪魔降伏の忿怒(ぶんど)の相だそうです。

このすごみある三尊ににらまれたら、きっと悪魔も退散することでしょう。

三尊を桜の木で刻んだことから、桜が保護され献木もされ、吉野山は桜の名所に。
春の桜色に劣ることなく、山の木々は赤や黄に紅葉し、秋染めも見事です。

国宝「二王門」下にある、創業100年以上の老舗和菓子「萬松堂」さんには人だかりが。
人気の草餅は、濃い緑色で小ぶりなサイズ。よもぎのいい香りと上品な甘さは、
吉野のおいしいお土産になりました。

 

2010/11/15

◆油祝いの日 復活祭 お食事会

          

◆金ごま油、なたね油、椿油を使ったお料理の数々です

ウエスティンナゴヤキャッスルホテルの11F 「CROWN」で、
「油祝いの日 復活祭」の特別ランチが、催されました。
真正面に名古屋城を眺めながらの素晴らしいひとときでした。

料理長・古岩井 誠さんのとっておきのメニューをどうぞ。




≪五感をくすぐる一品
 金ごま油・椿油・なたね油で作る
 秋刀魚のブランダード仕立てに
一味唐辛子の利いた蜂蜜トーストを添えて≫




≪麦味噌風味のカマンベールチーズと
帆立貝・ハヤトウリ・胡瓜のサラダに
 椿油のヴィネグレットソース≫




≪なたね油でからめた里芋・銀杏・蓮根に
  エスプレッソコーヒー風味の
甲殻類のスープを注いで椿油のフレバーと共に≫




≪寒い季節の脂が乗ったサワラと秋茄子のグラチネ
  レモンの軽い酸味のある
青紫蘇の香る金ごま油とオイスターソース≫




≪国産牛フィレ肉のソテーに
なたね油と春菊のショートパスタを添えて
金ごまのソースとマデラ酒ソースと共に≫




≪小豆と胡桃のタルトに金ごまのアイス
ホウレン草となたね油のアングレーズソースと
  椿油の香るチョコレートソース≫

2010/11/08

◆日本最古の茶園

 
◆その茶園は、京都・栂尾の高山寺にありました

暦の上では「立冬」も過ぎましたが、
日々、秋が深まっていくのを感じるこの頃。

京都の奥座敷、三尾(高雄、槇尾、栂尾)では、
色鮮やかな紅葉に目を奪われます。

栂尾・高山寺には、日本最古といわれる茶園がありました。


入口の立て札には、

「境内の茶園は、鎌倉時代初期に明恵上人が栄西禅師から送られた
茶種を植えた所で、ここから全国に茶が普及したといわれている。
この由緒から、毎年11月8日には、宇治の茶の製造業者が上人廟前に
献上されています」と書かれています。

今日は、その献上日です。

2010/10/31

◆国産のコンフィチュール

本日のFantastic Market!!に登場します

大阪・梅田のE-maで開催の「Fantastic Market!!」。
「ばいじゃぱん」の出店も本日が最終日となりました。

隣のブースでは国産野菜や果物のコンフィチュールも登場します。

作り手はVegeMerryの小西ゆかりさん。
神戸市北区で若手農家を応援しています。
愛らしい瓶に入ったコンフィチュールは、安全・安心の味。

小西さんが会場で販売されるので、直接お話を伺うこともできますよ。

2010/10/28

◆マルゲリット マリーラ


◆洋梨で一番大きな品種です

日本で栽培されている洋梨の品種は20種ほどあるそうですが、
その中で一番大きいのが「マルゲリット マリーラ」。

広島県三次市のフルーツの森「平田観光農園」にありました。
名前の由来は「マリーラさんが見つけた洋梨だから」だそう。

甘くてさわやかでジューシー。
果皮が黄色くなると、食べごろです。

2010/10/27

◆食と生物多様性

◆人気は、食用バラの花びら、イカナゴのから揚げ

COP10(国連生物多様性条約第10回締約国会議)が
名古屋国際会議場で開催中ですね。

会場に隣接する白鳥公園では「食と生物多様性」という
イベントが開かれ、試食や試飲ができると好評です。

人気は、無農薬栽培の「食用バラ」の加工品。
ジャムにしたり、生でそのままサラダにしたり。
苦みと香りが特徴のようです。

持続可能な漁業を目指す団体の、「イカナゴのから揚げ」も
珍しいので試食の列が。

会議場の外では、このイベントを始め交流フェアなど、
一般市民向けの多彩な取り組みがされています。

2010/10/26

◆兵庫・奥播磨産の松茸 ご予約受注販売


◆ご予約はメールにて承ります。


お待たせしました!

兵庫県の奥播磨地域からの「松茸」の便りです。

宍粟市山崎町の里山、アカマツの林では、香り豊かな松茸が
獲れ始めました。

国産応援隊「ばいじゃぱん」では、厳選された「奥播磨産松茸」の
ご予約受注販売をメールにて承っております。

秋の味覚の王者・「奥播磨産松茸」で、焼き松茸や
土瓶蒸し、松茸ご飯などいかがですか。

2010/10/25

◆「油祝いの日 復活祭」

◆金ごま油、椿油、なたね油の魅力を探るイベントです

11月15日(月)は「油祝いの日」。
冬が来る前に体力を温存しようと、
昔からこの日に油を食する行事がありました。

この日を祝して、国産有機素材にこだわった3つの油---
愛知県の金ごま油、五島列島の椿油、そして北海道のなたね油を
使った料理教室とシェフによる特別なランチを味わうイベント、
ロハスキッチン」がウェスティンナゴヤキャッスルで開催されます。

日時:11月15日(月)
料金:1人8000円(ランチ、税金、サービス料含む)
スケジュール: 
11時15分:受付(2F)
11時30分:「金の間」にて料理教室
       指導は酒向 純子さん(料理教室主宰、管理栄養士)
13時:レストラン「クラウン」にて特別ランチ

参加申し込みは同ホテルレストラン予約係
052-521-2121へ。

※国産応援隊「ばいじゃぱん」で販売している金ごま油、なたね油が
この「ロハスキッチン」で紹介・使用されます。
アンチエイジングなひとときをお楽しみください。

2010/10/24

◆ラ・フランス出荷

◆今年は豊作の翌年で、収穫量の減る「裏年」

「果物の女王」と呼ばれるラ・フランスのシーズンです。

山形県では出荷が始まりました。
今年は昨年の豊作の翌年で、収穫量が落ちる「裏年」。
それでも、本日24日の出荷量は、
5キロ詰め4000ケースが首都圏などに送り出されたようです。

その一方で、寒河江市では、木に実ったラ・フランスを
クマが約20キロも食い荒らしたとか。

冬眠前のクマによる作物の被害は、各地で拡大していますが、
打つ手もなく、困ったことですね。

2010/10/23

◆明日24日はFantastic Market!!


◆玉締め一番搾りの金ごま油の味見ができますよ

「Fantastic Market!!」が明日24日(日)12:00-18:00に
大阪・梅田のファッションビルE-maで開催されます。

「ばいじゃぱん+マルメロ+フクギドウ」のお店では、
国産の豊かな食卓を提案。

国産の金ごまを玉締め一番搾りした「金ごま油」の
ご試食も用意しています。

ふあっと香る金ごまのピュアの香り。
さらっとしたきれいな味わい。

今までのごま油とはまったく違う新しい味覚の世界に
触れてみてください。

2010/10/22

◆漢方薬も純国産へ

◆中国依存を脱却する取り組みが始まりました

レアアース騒動に学べと、中国依存を見直す動きがありますね。

すでに中国では漢方の原料輸出に制限がありますが、
さらなる危機感から、日本で作ろうと取り組みを始めたのが
三菱系企業です。

中国から種子を輸入して「甘草(かんぞう)」の試験栽培を開始。
数年後には、純国産の漢方薬が実用化される日が来るかもしれません。

2010/10/21

◆新名物は「薬草料理」

◆九州新幹線「新玉名駅」開業のプロジェクト

来年3月に開通する九州新幹線。
博多駅から鹿児島中央駅までの停車駅は計12駅。

そのひとつ「新玉名駅」(熊本県玉名市)の開業を控えて
新名物の「薬草料理」の試作品発表会が行われました。

市内に自生する薬草を使ったメニューは、
オオバコを練りこんだパスタやノビル入りのオムレツ、
クズの花ゼリーなど。
それぞれに効用があるそうです。

玉名商工会議所などが取り組む、「薬草料理」と温泉を
アピールするプロジェクトの一環ですが、
「薬草料理」にスポットを当てたのは珍しくていいですね。

2010/10/20

◆お米の品質が低下

◆「1等米」の比率が過去12年間で最低に

農林水産省が発表した9月末時点の新米の1等米比率は、
全国で64.4%。過去12年間で最低となりました。

原因としては酷暑が考えられますが、現在分析中だそう。

お米の品質を示す等級は、粒が整い具合、水分の割合、
カメ虫による着色粒の有無などを目視チェックで決められます。

等級は品質を見分けるもので、食味には連動していないようですし、
販売用のお米には等級表示はありません。

私たち消費者には等級は関係ないことですが、
米作農家は等級別に出荷時に受けとる金額が違うので影響大。

等級発表のニュースに胸が痛みます。

2010/10/19

◆養蜂増田の日本ミツバチのはちみつ 販売中!


◆自然巣による古式養蜂のはつみつです

大阪・泉佐野の里山には常緑広葉樹が広がっています。

養蜂家・増田孝さんの日本ミツバチたちは、
森を飛び回って多種多様な花から蜜を集めます。

約30群の自然巣による古式養蜂で、
巣から蜜を取り出すのは、夏の終わりから秋にかけてのこと。

その蜜は「百花蜜」と言われ、風味豊かなコクのあるはちみつです。

「養蜂増田の日本ミツバチのはちみつ」は、
ばいじゃぱん」で販売しています。生産量も少ない希少品です。

◆丹波篠山の黒大豆枝豆を期間限定販売!



◆黒大豆マイスター・山本博一さんの黒大豆枝豆

寒暖の差が激しい丹波篠山地方。

黒大豆栽培に適したこの地で、引く手あまたなのが
黒大豆マイスター・山本博一さんの畑で育った「黒大豆枝豆」です。

「肥料をやるより人の足音。手まめ、足まめ、こまめに作ること」が
大事だ、と山本さん。

1.5ヘクタールの畑では、見事なさやをつけた黒大豆が、
次々に収穫されています。

販売期間は今月中。あっという間になくなりますので、
ご購入ご希望の方は「ばいじゃぱん」でお早目にどうぞ。

◆食の甲子園inやまがた全国大会

◆高校生が地元の食材や食文化をアイデア料理で表現

高校生による「食の甲子園inやまがた全国大会」が
10月31日(日)に山形県で開催されます。

決勝進出は全国6ブロックから1校ずつと
開催県の山形県から2校の計8校。

伝統野菜などを使った料理を90分以内で作り、
生産者の思いなどを4分以内で発表する形式です。

「中国・四国ブロック」代表の城西高校(徳島市)のチームは、
「美馬太キュウリ」「臼ケ谷ナス」「源平イモ」「阿波ポーク」
など徳島産の食材19種を使った5品で挑戦されるとか。

出場校の生徒さんが選んだ各地域の伝統食材やアイデアメニューが
楽しみな大会ですね。

2010/10/18

◆ブラックバスバーガー

ハンバーガーをかじりながら、日本の外来種問題を考えよう

環境省では開催中の「国連地球生き物会議」で、
20日(水)、21日(木)の2日間、
外来種の「ブラックバス」(オオクチバス)
で作ったハンバーガーを無料配布(限定100食)。

外来種対策への取り組みのPRと、
有効利用方法の事例として提案するためです。

生態系への影響など、今後どうなっていくのか、
バーガー談義に期待したいですね。

2010/10/17

◆でっかい!畑のさつまいも

         
◆掘り起こしてみると、1株にどっさり

待ちにまったキョロキョン畑のさつまいも掘り。
朝から数株だけ掘り起こしました。

うあー、思った以上にでっかい!

大きいのは長さ30cm、直径も10cmの太さです。
品種は鳴門金時。

しばらく置いてから食べると甘さも増すようなので、
味見はもう少し先ですが、見かけ倒しだったらどうしよう。


そして、「Fantastic Market!!」の第2回目に出店。

今回もたくさんの方にお立ち寄りいただき、ありがとうございました。
第3回目は、10月24日(日)12:00からです。

試食もあるのでお楽しみに!

2010/10/16

◆稲作発祥の地で収穫祭

◆石やあわびの貝で作った包丁で稲刈り

稲作発祥の地ってどこ?

佐賀県唐津市の菜畑遺跡だそうです。

遺跡内の建物に、縄文時代の水田が復元されていて、
収穫祭では古代の赤米ともち米の稲刈りが行われました。

石やあわびの貝の包丁で、
1本ずつ稲穂だけを切り取る古代式のやり方。

日本では発祥から1万年に渡って稲作が行われてきました。
今年は異常気象、米余り、そして価格競争など稲作農家を
取り巻く状況は、あまりに厳しいですね。
打開策はありませんか?

2010/10/15

◆淡路島産玉ねぎが完売


◆淡路島の松ちゃん農園の玉ねぎが、売り切れました。

皆さまに好評だった、甘くて大きくてやわらかい
淡路島産の玉ねぎ。

「ばいじゃぱん」では松ちゃん農園の玉ねぎを販売いたしましたが、
おかげさまで、すべて売り切れました。

ありがとうございました。

来シーズンもどうぞよろしくお願いいたします。

2010/10/14

◆ドキュメンタリー映画「いのちの林檎」

◆化学物質過敏症の女性とあの「奇跡の林檎」が-----

化学物質過敏症、聞き慣れない病名ですが、
国内の患者数は70万人以上にも。

重度の症状を持つ女性・早苗さんの日常は、
100メートル先のたばこの煙に呼吸困難をおこすなど、
カラダが悲鳴をあげる過酷な状態です。

早苗さんが水を飲めなくなり、生命の危機に瀕したとき、
木村秋則さんが苦闘の末に実らせたあの「奇跡の林檎」が----、

病気の恐ろしさを知ってほしい、と撮影を承諾された早苗さん。
教育映画「ジュンがくれた命」で文部大臣賞を受賞の
藤澤勇夫監督の手腕によるドキュメンタリーです。

この作品の完成上映会が明日15日(金)に、
世田谷区下北沢の北沢タウンホールで開催されます。
一般向け上映は、午後1時30分から、午後7時からの2回。

2010/10/13

◆Fantastic Market!! 第1回目


◆立ち寄っていただいた皆さま、ありがとうございました

大阪・梅田の「E-ma」1Fで
「Fantastic Market!!」(主催:京阪神エルマガジン社)の
第1回目が開催されました。

「ばいじゃぱん+マルメロ+フクギドウ」の店舗には、
たくさんの方に立ち寄っていただきました。
ありがとうございました。

次回は10月17日(日)12:00-18:00
場所は今回と同じです。

国産のおいしい食材がいろいろ。
風合いのある沖縄の民芸調の器も並んでいます。

お待ちしております。

2010/10/12

◆「ご当地蛇口」出現

◆蛇口をひねると何が出る?

青森県の三沢空港では、蛇口をひねるとリンゴジュースが
出てくる「ご当地蛇口」が、10月の3連休限定で出現しました。
特産品・リンゴPRのためです。

こんな試飲サービスがあればちょっと嬉しい!
おみやげに買おうかな、という気にもなりますね。

果物産地の「ご当地蛇口」は、ほんとに大歓迎!
私が希望したいのは---
山形のラ・フランスジュースと山梨の葡萄ジュースかな。

2010/10/11

◆軽井沢のルバーブ


◆甘酸っぱさをいかして、ジャムを作りました

軽井沢の友人から「畑の恵み」がいろいろ届きました。
中でも興味をそそられたのが「ルバーブ」です。

赤茎と緑茎があるようですが、栽培過程で太陽の光を
たっぷり浴びると緑色になり、土寄せして遮光すると
赤茎になると、聞いたことあります。
(品種の違いかもしれませんが---)


甘酸っぱさをいかして、ジャムやジュース、パイなどに
使われることが多いようなので、さっそくジャムを作ってみました。

≪ルバーブ(量ってみると800gありました)を1cmほどのざく切りにして、
グラニュー糖(320g/ルバーブ量の4割ほど)をまぶして、
しばらく置くと水分が出てきます。

それを、そのまま電子レンジで約20分。
仕上げにレモン汁(1個分)を加えて出来上がりです。≫

赤茎だと、イチゴジャムのような鮮やかな赤色になるそうですが、
今回いただいたのはどっち?(見た目には赤茎っぽい?)
さてさて、ジャムの仕上がりは草色。まちがいなく緑茎でした。

ルバーブはシベリア南部が原産で、和名は「ショクヨウダイオウ」。
日本では軽井沢や北海道で栽培されているそうです。
食物繊維やビタミンも豊富なので、朝食のジャムにいかがでしょう。


2010/10/10

◆「Fantastic Market!!」に参加します!



◆大阪・梅田のファッションビル「E-ma」で開催されます

月刊誌「Meets Regional」と「graf」がコラボする
「ミーツファーム」プロジェクト。
その企画で知り合った農家さんや八百屋さん、専門店などが
大阪・梅田に集まって、プチマーケットが開催されます。

その名は「Fantastic Market!!」(ファンタスティック マーケット)。
国産応援隊「ばいじゃぱん」も参加することになりました。

芦屋の料理教室「マルメロ」さん、六甲の器店「フクギドウ」さんと
「ばいじゃぱん」の3者で協力して『国産の豊かな食卓』をご提案します。


「ばいじゃぱん+マルメロ+フクギドウ」の出店日は、
10月13(水)、17日(日)、24日(日)、27日(水)、31日(日)の計5回です。
時間は12:00~18:00
場所は「E-ma」1階多目的スペース ディーパ  ※入場無料
(大阪市北区梅田1-12-6)

信州・佐久のフレッシュプレーン、自家製粉の米粉スイーツ、
「マルメロ」さんの手作りお惣菜、国産金ごまペーストや金ごま油、
日本みつばちのはちみつなど、安全安心こだわりの食材と
「フクギドウ」さんのすてきな器を販売します。

試食もご用意しています。この「国産の豊かな食卓」へ
どうぞお立ちよりください。お待ちしております。

2010/10/09

◆ヨシ(葦)のジェラート


◆安土で見つけた味、ヨシ(葦)って食べられるんですね

幻の安土城の面影を求めて、歴女たちでにぎわう近江八幡市安土町。
駅前の観光案内所で「ヨシ(葦)のジェラート」を見つけました。

町の近くにある琵琶湖最大の内湖・西の湖は、ヨシの群生地。
ヨシには水質浄化作用があり、環境保全に役立っています。

「安土・八幡の水郷」は、琵琶湖八景のひとつで、
以前、私も小舟でめぐったことがありますが、
とても静寂で別世界のようでした。

この地方では昔からヨシを使った「ちまき」が
神事には供えられていたそうです。

安土町商工会・よしきりの会が、ヨシの活用で開発したのが
ヨシの緑葉の粉末入りジェラートです。食べてみると緑の香がほんのりと。
ほかにはヨシサブレやヨシせんべいなどもあります。

2010/10/08

◆大和野菜クイズ

◆大和野菜は21品目が認定されています

「大和野菜」って聞かれたことありますか?

『大和』とは、今年“平城遷都1300年”でにぎわう奈良全体の呼び名。
奈良の伝統野菜とこだわり野菜21品目が「大和野菜」に認定されています。

大和まな、千筋みずな、大和三尺きゅうりなど。

「大和野菜」のHPには特徴やレシピが紹介されていますが、
楽しいのは「大和野菜クイズ」です。

全部で13問ありますが、これがなかなか難しい!

例えば第1問は、「軟白ずいき」にちなんだ問題で、
≪ズイキとは植物のどの部分を食べるのでしょうか?≫

全問チャレンジされてはいかがですか?

2010/10/07

◆とっとりバーガーフェスタ

◆ご当地ハンバーガが60種も大集合!

「とっとりバーガーフェスタ」が、10月10日(日)、11日(祝・月)に
鳥取県の国立公園大山(だいせん)の3会場で開催されます。

今年のバーガー参戦数は、県内外から昨年の3倍にも。
各地の野菜やお肉、魚介類などを使って創意工夫された、約60種の
バーガーが集まるそうです。

以前食べておいしかった、三重県の鳥羽名物「とばーがー」
(伊勢海老のクリームコロッケに伊勢海老の殻で作ったソースを
かけた名物バーガー)があれば、お試しを!

2010/10/06

◆季節の魚詰め合わせ

◆長崎県漁連が首都圏向けに始めました。

「季節の野菜詰め合わせ」は、よく見かけますが
「季節の魚詰め合わせ」は珍しい!

今日の長崎新聞によると、
長崎県漁連では、3種類の魚を組み合わせた「長崎パック」を
首都圏の生活クラブ生協連合会の希望会員へ出荷。

少量多品目の魚が水揚げされる、
長崎県ならではの商品づくりですね。

今の季節は、カワハギ、ケンサキイカ、カマス、マダイが対象で、
3カ月ごとに魚が変わっていく楽しみなパックです。

2010/10/05

◆コスモス


◆教科書で読んだ「ひとつの花」を思い出します

コスモスが秋風に揺れていました。

この花を見ると、教科書で読んだ「ひとつの花」(今西祐行著)の
ラストの情景が目に浮かんできて-----。

コスモスの咲く庭、スキップして買い物に出かける少女。
そこには希望ある未来が描かれているような気がして、ほっとします。

「ひとつの花」を読んでからは、コスモスは“反戦花”になりました。
そしてやさしく元気づけてくれる花です。

2010/10/04

◆ししゃも漁が解禁

◆15センチ以上の大型が水揚げされました

「ばいじゃぱん」のメルマガ(10/1号)でも紹介した「鵡川(むかわ)ししゃも」。
今年のししゃも漁が2日に解禁になり、むかわ沿岸でも初水揚げされました。

嬉しいことに15センチ以上の大型が目立ったようです。
海水の温度が下がると豊作になるとか。

この漁は約1カ月ほどの短い期間だけで、
ししゃもが産卵のために川をのぼり始めると、終了します。

一般的に出回っている、輸入物の「カラフトシシャモ」ではなく、
北海道南部のむかわ沿岸で獲れる、国産の「鵡川ししゃも」の
おいしいこと!機会があればぜひ味わってください。

2010/10/03

◆アエラ(AERA)ムック『国産がいちばん!』


◆国産食材で食欲の秋を満喫しましょう

今発売中のアエラ(AERA)ムック(発行元:朝日新聞出版)の
テーマは『国産がいちばん!』。

「脱・農薬」の野菜やお米を中心にした国産の食材特集号です。

秋冬野菜の品種ごとに選び方や調理法、保存法のコツなども
紹介されていて重宝もの。

新米の季節だけに、浪速のお米マイスターが選ぶ
「本当に良い米10選」も興味を持って読みました。

国産応援隊「ばいじゃぱん」も国産がいちばん!だという思いは同じです。

2010/10/02

◆あぜ道のヒガンバナとモグラ


◆今年は猛暑のためか、咲くのが遅かったようです

「お彼岸の頃に咲く花やのに、今年は猛暑のせいか今やな」
と首をかしげるのは、丹波篠山の農家さん。

ヒガンバナの球根には毒があって、モグラが近づかないので、
田んぼのあぜ道に植えているとのこと。

「ヒガンバナの根には、小さい球根がたくさんできる。
100個ぐらいかな。よかったら球根あげよか?」と農家さん。

先日、キョロキョン畑の畝を耕していると、直径10センチほどの
穴があいていて、モグラが出没した形跡がありました。

ヒガンバナを植えるのは、いい対策かもしれません。

2010/10/01

◆紀州うめフォーラム(東京)

◆梅干し80種類、1万個が集合します

日本一の梅の産地は、和歌山県。
全国の収穫量の50%以上を占めています。

和歌山の梅を東京に集めて、梅の効用を伝えようと、
「紀州うめフォーラム2010」(主催:紀州梅の会)が開催されます。

日時:10月4日(月)14:00-15:00
場所:ザ・ガーデンルーム(恵比寿ガーデンプレイス内)
参加無料、事前申し込みも不要です。

梅干し80種類、1万個が集合。
試食や梅酒試飲会もあるので、梅のことを知るのによい機会です。
スペシャルゲストはみのもんたさん。

梅といえば、こんな伝承ことばもありますね。
「桃栗3年、柿8年、ゆずの大馬鹿18年、梅はすいすい16年」

2010/09/30

◆米・トレーサビリティ法

◆明日、10月1日から施行されます

2008年9月に発覚した汚染米不正転売事件から2年。
再発防止に取り組むために「米・トレーサビリティ法」が
明日、10月1日から施行されます。

お米だけでなく、米加工品の流通経路の透明性を高め、
食の安全性を脅かす問題が発生した場合は、
責任の所在を明確にできるという制度です。

ただし適用外商品も多く、不正防止効果はどこまであるのやら。

来年7月からは、一般消費者に向けて商品ラベルや飲食店のメニューなどにも
原料米の産地情報記載義務も加わります。

それでも偽装との追いかけっこは、続きそうです。
見直すべきは、制度ではなく良心の在り方。難しいコトです。

2010/09/29

◆しかくまめ(うりずん)の花とさや


◆沖縄でよく栽培されていて、ほどよい苦みが特徴です

5年ほど前に友人から「しかくまめ(うりずん)」を教えてもらい、
機会があれば栽培したいな、と思っていました。

熱帯地方原産ですから、今年の暑さもへっちゃら。
青紫色の蝶々のような花が咲いて、さやもしっかり実りました。

写真では四角い形がわかりますか?
角にひらひら翼がある、ツル性植物です。

食べてみると、食感はコリコリ。
ゴーヤほどではありませんが、ほどよい苦みがあります。

天ぷらやさっと湯がいてマヨネーズあえに。
栄養価の高い野菜なので、元気回復にもってこいですよ。

2010/09/28

◆農業機械のレンタル


◆ミニ耕運機も1日単位で貸し出しOK

日立キャピタル(東京)が、兵庫楽農生活センター(神戸市)で
一般向けの農業機械のレンタル事業を始めました。

1.6~6.2馬力の耕運機や15~17馬力のトラクターなどを、
1日単位で貸し出しをしてくれます。
料金は4000円~1万8000円。

家庭菜園や新規就農者には嬉しいサービスです。

キョロキョン畑の耕作は原始的。三本鍬(くわ)で汗かきかきやってます。
レンタルのミニ耕運機を使えば、ラクそうだし深く耕せそうですね。

2010/09/27

◆「やさいのおしゃべり」


◆やさいたちの声が聞こえますか?

絵本「やさいのおしゃべり」(作:泉なほ、絵:いもとようこ、出版:金の星社)。

冷蔵庫から、やさいたちの秘密のおしゃべりが聞こえてきました。

放ったらかしにされて、しわしわになった大根さん、
かぼちゃくんやしょうがさんもわが身を案じています。
ごみ箱へ捨てられたらどうしょう---とみんな心配顔。

私も身につまされることばかり。

「やさい炒め」でも作って、やさい室の大掃除をしようかな、
という人もきっといるでしょう。

お母さんたちも読んでくださーい。