2011/08/21

◆手動で搾油体験

 

◆えごまの種子から搾った油は香ばしい!

手動の搾油体験イベントに参加しました。

えごまの種子を真ん中の筒状の部分に入れて
手前の長いバーを下に押すと---、
(思った以上に力が要りました)

一滴、また一滴とゆ~っくりポタリ。

なめてみると、香ばしいっ!
そしてさわやかな味です。

えごま油には私たちに不足しがちなα-リノレン酸が豊富に含まれていて、
コレステロールや中性脂肪を減らす働きがあります。

酸化しやすいので、ドレッシングなど生で食べるのがいいようですが、
夏は、ビッソワーズ(冷たいじゃがいものスープ)のトッピングに
ひとさじ回しかけるのも、おすすめです。

2011/08/15

◆中国最古の農業全書「斉民要術」

◆6世紀の中国の耕作や乳製品、発酵、醸造、調理法などが書かれています

中国最古の農業全書「斉民要術」(せいみんようじゅつ)は、
540年頃(南北朝時代)、北魏の賈思勰(かしきょう)の撰。

「耕田」の項には、こんな一行も。
≪春には力の限り耕し、夏には努めて耘(くさぎ)り、秋に至って収穫を見る≫
やっぱり、太古の昔から夏は耘(くさぎ)り=草むしりなんですね。

耕作だけでなく、乳製品、発酵、醸造、
様々な作物の栽培法や調理法も紹介されています。

素食(しょうじんもの)の項の、「蒸茄子(むしやきなす)」の作り方を見ると、
茄子は種子のできていないものを用いる(種子ができるとまずくなる)。
竹刀か骨刀でこれを四破(よつわり)する(鉄ものを用いると変化して黒くなる)。
湯でゆがいて腥気(せいき=なまぐささ)をとる。
細切(みじん切り)した葱白を胡麻油で炒めて香づけし(蘇油=えごま油であればさらによい)
香醤たまり、葱白を茄子と合わせて炒めて、山椒、ショウガの端を加える。

約1500年も前の茄子のレシピのおいしそうなこと!
今に通じる中国食文化のすばらしさを伝えてくれる名著です。

2011/08/06

◆ごまの創作料理尽くし



◆夏バテ解消に、ごま!

ごま問屋さんのごまの創作料理店「世沙弥(せさみ)」に伺いました。

昨年まではゲストハウスとして使われていたそうで、
隠れ家風サロンの雰囲気が漂う贅沢な貸切空間です。

お料理は、ごまがふりかけられた「稚鮎のレモン酢づけ」から始まり、
ごまアイスやきなこをまぶしたごま餅、名づけて“ごまかし”まで、
ごま三昧を楽しみました。

中でも印象に残ったのが「活帆立のパパイヤ蒸し」。
パパイヤをくり抜いた中に活帆立が入った、とろみのある餡仕立てで、
金ごま油を1~2匙まわしかけていただくのですが、
コクが出て味が引き締まるのには、感心~。

金ごま油の上手な使い方ですね。

お好みでふりかけてください、と卓上に置かれたごまの炒り器もいいな。
深いので炒りたてでも飛び跳ねず、柄の部分が空洞になっているので、
柄を傾けてごまを取り出すことができる優れものです。