2012/12/22

◆広島湾のカキと事故











◆昆布の上にむき身を載せてお酒で蒸し上げます

生産量日本一(シェア率は約60%)を誇る広島湾のカキ。
おいしい食べ方のひとつが「松前蒸し」です。

直接火にかけられる浅鍋に、昆布をしき、カキのむき身を並べて酒蒸しに。
ポン酢でいただくのがおすすめ。

ところで、カキ好きとして腹立たしいのが、広島湾での相次ぐ事故のことです。
タンカーや大型船が「カキいかだ」に乗り上げたり、壊され流されたり。

12月に入って7件もの事故があり、大きな被害が出ているようです。
打つ手はないのでしょうか---。

2012/12/09

◆カニカニ合戦












◆タグの色は産地によって変わります
8日の早朝、奥丹後に鳴り響く、雪雷(ゆきかみなり)で目が覚めました。
間人港(たいざみなと)の海は、白波が立ち、寒々しい景色です。

ここでのお目当ては、もちろんカニ!
ズワイガニのオスは、水揚げされる産地ごとに呼び名やタグの色が変わります。
「間人ガニ」のタグは緑色で大皿に盛られたカニの横にそっと置かれていました。

福井県は「越前ガニ」と呼ばれ、タグは黄色。

兵庫県、京都府、島根県、鳥取県などの広い地域での呼称は「松葉ガニ」。
日本一の水揚げ高を誇る兵庫県の浜坂港は、青色。
同じ県内でも柴山港はピンク色です。

奥丹後の浅茂川漁港など、京都は緑色。
島根の「隠岐松葉ガニ」は兵庫と同じ青色。
鳥取県の「鳥取松葉ガニ」は、白字に赤文字で港名などが書かれています。

ズワイガニのカニカニ合戦も本番を迎え、これからが食べどころ。
さあて、何色制覇できるでしょうか?

2012/11/26

◆日本料理と紅葉


◆お料理は秋景色の中に

山海の恵みのように
紅葉もまた、はしり、さかり、なごりと季節を流れていきます。

深まりゆく秋。
街路樹のイチョウの葉は、もう黄金色なのに、
運ばれてきた八寸の彩りには、緑色のイチョウの葉が添えられていました。

早い時期に緑のままの葉を摘み取ると、
次に出てくる葉は、秋まで緑色だと聞いたことがあります。

葉っぱビジネスの工夫と、料理人のこだわりが、
繊細な美意識につながっていくのですね。


2012/11/17

◆オーガニック映画祭in大阪

◆11月25日に4本上映されます

第3回オーガニック映画祭in大阪が開催されます。
とき:11月25日
ところ:玉水会館(大阪市西区)※地下鉄・肥後橋駅⑧番出口すぐ
当日券:2000円
今年のテーマ:「子どもたちの未来、私たちの選択」

上映作品:
①10:15『モンサントの不自然な食べもの』
2008年/フランス 監督:マリー=モニク・ロバン 108分

②13:15『お米が食べられなくなる日』
2012年/日本構成:小池菜採 監修:大野和興 制作:アジア太平洋資料センター 35分

③13:55『赤とんぼがいない秋』
2012年/日本 制作:「赤とんぼがいない秋」制作委員会 制作委員長:御園 孝
演出・撮影・編集:岩﨑充利 50分

★15:05 講演:兵庫県農政環境部農林水産局農業改良課
環境創造型農業専門員 西村いつき氏

④16:20『シェーナウの想い~自然エネルギー社会を子どもたちへ~』
2008年/ドイツ 監督:フランク=ディーチェ ヴェルナー=キーファー60分









2012/10/19

◆べったら市

◆10月19日、20日はべったら市

宝田恵比寿神社の門前市で知られる「べったら市」
19日、20日の2日間、
日本橋堀留町、小伝馬町、大伝馬町、本町の通り---
東京・日本橋界隈にべったら漬けの露店が並びます。

大根を塩で浅く漬けてから米麹床で漬けた、甘みのある味わい。

「べったらべったら~大樽開いたよ~」
威勢のよいかけ声が聞かれます。

「べったら市」が江戸初期から続いていることを思えば、
東京の人たちの好みに合っているのでしょう。

寶田恵比寿神社べったら市保存会が、風物詩を守っています。

2012/09/30

◆映画「モンサントの不自然なたべもの」

◆遺伝子組み換えに一石を投げかける映画です

台風17号が日本列島を横断中です。
台風の古い呼称「野分」は、源氏物語第28帖の巻名にもなっていて、
紫式部の時代にも「野分」は京の都を吹き荒れたことでしょう。

昔から人々は自然の有り様と折り合いをつけながら
自然を畏敬し、暮らしてきたように思います。

映画「モンサントの不自然なたべもの」(2008年制作)は、
仏ジャーナリスト、マリー・モニク・ロバン氏が、
遺伝子組み換え作物を開発し、世界中で販売する
米国のモンサント社の商品についてその問題点を
多数の証言から考えていこうという映画です。

遺伝子組み換えを解禁した経緯や
インド綿農家の被害などを教えてくれます。

10月7日18:20から、鎌倉生涯学習センター(鎌倉市小町)で上映されます。
フリージャーナリスト・岩上安身さんの講演付き。

未知な部分が多いGM作物について、私も関心を持ち続けようと
思っています。



2012/09/23

◆サツマイモの花

◆実りの秋、サツマイモの収穫どきです

この夏は、雨不足で、
日照りに強いサツマイモまでが、ぐったり。
水やりが本当に大変でした。  

でも収穫時を迎えると、そんな苦労も忘れてしまいますね。

サツマイモは原産の熱帯地域では、花が咲くそうですが、
 日本では、めったにみられません。

 ところが、近くの畑で「花が咲いた!」という記事が
 9月上旬に新聞に出ていました。

 ということは、この辺りも熱帯並みの暑さだったということ?
 サツマイモは、ヒルガオ科で、

花は淡い薄紫色でアサガオの花のようです。