2010/09/10

◆泡盛の原材料はなぜタイ米?

◆最近は国産米も登場してきたようです

「南風(なんぷう)」という泡盛の新酒(30度)と古酒(43度)を飲み比べました。
県外に泡盛を普及する目的で48蔵元のうち、46社が出資して設立された
「沖縄県酒造協同組合」が販売している泡盛です。

新酒は1年もので、古酒(クース)は3年以上のものを言いますが、
試したのは、10年もの。

最初に口に含んだときは、わぁーきつっ!
でも香りがよくて、まろやかさと深い味わいのとりこに。

「泡盛」とは、黒麹菌を使った米麹と水を発酵させて蒸留した、
純米のお酒で、沖縄県内で造られたものだけをさします。

だからでしょうか、お料理もラフテーなど沖縄の味が合いますね。

キーワードは3つ。
「黒麹菌」、「クエン酸」そして「タイ米」です。

風味の決め手になるのが、蒸米に散布する「黒麹菌」。
「クエン酸」には雑菌抑制効果があるので、
気温の高い沖縄でも1年中泡盛を造ることができるのだとか。

ちなみに日本酒には黄麹菌、焼酎には白麹菌が使われています。


原材料の「タイ米」は、100%タイからの輸入です。
疑問に思ったのは、国産米でなくてなぜタイ米なの?

それは、適度に含まれている油分がポイントで、
製造方法もタイ米(インディカ米)で考えられているからだそう。

最近は、チャレンジャーも現れ「国産米の泡盛」も商品化されているとか。
国産応援隊「ばいじゃぱん」のスタッフとしては、喜ばしいこと。
それを理由に、それではもう1杯!

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